今日は15日。送り火です。
親戚や知り合いからのお供え物に、お膳。果物、お菓子、野菜など。
たくさんのお供えを頂いて、どうぞ道中ご無事で御浄土に・・・。
何の物音も聞こえなかった今年の送り火。
如来さまの極楽浄土へ、穏やかに御成仏されますよう今年も念じました。
祖父は立派な人でした。
体格も立派でしたが、調理師として親方として・・・。
私達の祖父としても躾に厳しいお爺ちゃん。
食事中の姿勢に始まり、返事や日常の所作など。
本当は子供好きの茶目っ気たっぷり爺ちゃんなのに、近所のちびっ子も大人も一目おいてました。
田舎から出てきた親戚はウチに集まり、よく宴会もありました。
貫禄があり、調理師として、
西国33観音霊場第22番 総持寺 にて、山蔭流庖丁式も奉納しました。
このお寺の開基といわれる、山蔭中納言政朝は 割烹の名手でもあり、
観音様の彫り終わる千日の間は 毎日3度ずつ自ら料理を作り、仏師に供しましたが、
1度も同じものは造らなかったといわれ 中納言の千日料理 とたたえられました。
今でも毎年、庖丁式がとり行われているそうです。 『西国33カ所巡拝』 より
祖父は、信仰深い人でした。
「ちょっと、そこまで。」と言っては、私を連れて東大寺まで行ってしまう。
晩年は、海外にまで足をのばし仏教寺院へ・・・。
その心が巡りめぐって今の私達につながっているのだと思うと、ただただ感謝です。
祖父の心に、少し触れる事ができたような♪
今日は、そんな1日です(^-^)*
私が体調を崩していた時に見た夢では、心配そうな顔だったのに、
最近見た夢では、
見た事のないような、大~きいまな板のある部屋で お刺身を引いていました。
今日この記事を書く事がわかっていて、立派なお姿を見せてくれたのかなぁ!?