七色の光

小さな幸せを希望に

1月17日

  今日は、1月17日。

  阪神淡路の震災から、13年です。

  この日の早朝、ウチも揺れていました。

  当時、弟が西明石の寮に入っていたので心配しましたが

  早めに無事との電話をくれたので、家族は安心していました。

  でも職場を見に行く途中で、倒壊している家の人を助けたり

  彼女だった義妹の家も水不足だったり、コンビ二の混み具合も異常だったようです。

  昨年結婚した友達の陽子ちゃんは、西宮に引っ越していたので

  職場に電話をして安否を確かめると、ガスが止まっているとの事。

  でも「 ホットプレートで、食事をしているから大丈夫! 」と言ってました。

  この寒い季節に、地震が・・・ショックでした。

  テレビで見る景色。現場は、もっとスゴかったんだと思います。


  
  一方、不思議な出来事がありました。

  この日、ウチにはお客さんが泊まっていました。

  近畿36不動尊霊場公認先達の先生と、付き人さんです。



  少し前までは1月の15日が、成人の日で祝日でしたよね。

  毎年その日に、近畿36不動尊第4番・京善寺では大護摩供が行われていました。

  先代の院主様はじめ僧侶は護摩堂で、行者さん達の外の大護摩と同時に法要が始まります。

  願い事の書かれた護摩木を、大護摩でお焚きあげをして息災を祈る行事です。

  婦人会の人たちが作った、厄除けぜんざいを頂いたりして

  ご近所の方や、檀家さんに信者さんで、大賑わいの日。毎年、私達も参加していました。

 
  先達の先生のグループは、この後 月1の無縁さんの掃除でした。

  (無縁墓の掃除は、作法や約束ごとがあるそうなので、勝手に行うのはいけないそうです)

  ところが、その日。先達さんが熱を出して、出かけられず欠席となりました。

  「 こんな事、初めて 」と、残念がる先達さんの調子がドンドン悪くなり

  父母が、うどんすきの材料を持って看病に行きました。

  豊中のワンション(犬同居専用)に住んでいた先生は、1口も食べられず

  家に連れていって欲しいという事で、ウチで看病する事に。

  次の日からは、先生の付き人さんも合流して少しづつ快方に向かいました。

  
  16日、夜。調子を取り戻した先生に付き人さん、母と揃えば楽しい座談会に♪

  私も加わりましたが、大阪のオバちゃんパワーに弾き飛ばされ早めに退散しました。

  母達は、明け方近くまで話し込んでいたようです(^^;

  
  17日、早朝。家が揺れました!

  1階の祖母は、腰を抜かしながらも階段まで来て「腰が抜けた~!」と叫んでいました。

  私も飛び起き、ベッドの上で「地震~!」

  先生達も何か言っていましたが、寝入ったばかりで起き上がれません。

  余震があったので様子を見ながら、皆起きてきました。


  高速道路は閉鎖されていたので、リユックにウエストポーチ、カバンには犬を。

  気になりつつもスグには身動きがとれず、先生達は数日後に電車で帰宅。

  活断層に近かったのか、ワンション4階の自宅は割れたガラスでイッパイだったそうです。

  付き人さんも自社ビルの8階に住んでいたので、もし自宅にいてたら・・・

  揺れを想像するのも怖いと言っていました。

  
  私達は、お不動さまが先生達を助けてくれたのだと思いました。

  人助けをしたり、修行を重ねていた先生。

  熱を出したりする身体の不調にも、意味がある事なんだと再確認しました。

  こういう不思議な事を目の当たりにすると、

  神仏に手を合わさずには、いられない私です。

  私達の目には見えないけれど常に守られているという事。

  この大切な事を、これからも忘れずにいたいです。