七色の光

小さな幸せを希望に

一人暮らしのおばちゃん

 
 
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     先週の金曜日は通院日で、受診した後いつもの墓参をして
 
     その後、遠縁の親戚のお見舞いに行って来た。
 
 
     年齢は、86歳で 一人暮らし。  2度程、家庭を持ったけど 晩年は一人で暮らしている。
 
     最初の結婚での子供も亡くなっていて、次の結婚もうまくいかず
 
     今はその相手も、連れ子も亡くなっているらしい。
 
     広島県の実家の弟夫婦にも、子供がない。
 
 
     このおばちゃんは、祖父の いとこ か はとこ らしいけど
 
     私達が大阪市内に住んでいた頃から、よく祖父母を訪ねて来ていた馴染みのある人で
 
     私が子供の頃、お正月の親戚の集まりにも顔を出していた。
 
 
     おばちゃんの話によると、幼い頃に 大阪の船場の商家に養女に入ってから
 
     お嬢さま育ちだったらしい。     
 
     いつもどんな時も、なぜか華やかな雰囲気のおばちゃん。
 
    
     そんなおばちゃんが、入院したと電話があったのは先月。
 
     詩吟教室にも出かけられず、発熱して電話の横で倒れていたそうで
 
     以後、詩吟教室のお仲間さんが世話をしてくれているとの事。
 
 
     父は1度、お見舞いに行ったので 2度目のお見舞いになったこの日は
 
     おばちゃんの手術日!  開始時間が遅れたので、6時間の手術が終わるまで
 
     家族の待合室で
 
     ケアマネ ( 職業が、ケアマネージャーの詩吟仲間 ) さんと話しながら待っていた。
 
 
     家族がいないので、術後の先生の説明には 私達とケアマネさんが。
 
     説明と共に、胆管に詰まっていた石を数個 と ヘルニア の膜 を見ることに・・・
 
 
     少し後、おばちゃんが オペ室から出てきたので
 
     「 おばちゃん! よぉ頑張ったなぁ、元気になってね! 」 
 
     と、一言かけると 麻酔で目は開かないけど うなずいていた。
 
 
     それまで、これからの事をケアマネさんと話してしたけど
 
     姿を見ると、なんとも切なく ウチのおばあちゃんの姿と重なって
 
     涙が出そうになった。
 
 
     本人は、とても明るく社交的。 ご近所にも、仲良しの家が2件あって
 
     お世話をしてくれているとのこと。
 
 
     今は、まだ大丈夫でも いつかは、もっと色々お世話になることになるから
 
     この機会に、社会福祉協議会に相談して
 
     できるだけ多くの人の目が行き届くよう、手続きを進めようと思っていると
 
     ケアマネさんが言っていた。 
 
     周りの人々に恵まれているのが救いで
 
     お人柄のよいケアマネさんに、会って話をした私達も ほっとした。
 
     
     順調にいけば、3週間前後で退院できそう。
 
     詩吟で鍛えたエエ声で、元気になったよ!  との報告、楽しみに待ちたいです。 
 
     出来るだけ、おばちゃんがさみしい思いをせず
 
     人の温かさに包まれて、晩年を過ごせるようになりますように・・・☆彡