七色の光

小さな幸せを希望に

観音さま

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  お彼岸の18日☆ 不思議な1日だった。

  墓所の前の公園まで、父方の祖母が出迎えてくれたような気がした。

  生前の着物姿で、腰は晩年の姿より伸びていて笑顔の祖母。

  通院に両家の墓所とお寺の参拝で、いつもなら疲れてクタクタのはずが

  体力にも余裕があり、気持ちの良いお参りをして本家へ。

  伯母さんは留守だったので、四天王寺に向かい

  でもなぜか、父は違う寺院に行こうと言い出して・・・

  父が参拝したい寺院に着いた。

  随分前に、夢で見た光景☆

  壁に数本の線が入っているお寺に、父と参拝していた夢。

  あの夢は、今回参拝する予知夢だったのか?

  
  不思議な空気が流れていて、仮の駐車場にはユキヤナギが揺れている。

  お彼岸、人でごったがえしたお寺ではなく

  だからといって人がいないワケでもない。

  老年の夫婦や、中高年の参拝客、若い子供連れの親子。

  スーッと風が心地よく流れて、心身共にヒートダウン。

  ご本尊は、聖観音菩薩。

  本堂に入って手を合わす人が途切れない。

  小さな声で観音経と般若心経を読経すると

  寺務所で、おみくじを引いている人がいた。

  参拝を終え、おみくじを引く。

  3度目の正直☆ 

  また、同じおみくじだった。引いた場所も、時期も違うのに。

  このおみくじには意味があると心した。

  不動堂にもお参りし、帰路につく。


  寝る前、おみくじの意味を調べてみる。

  現在、神社仏閣で引かれるおみくじは 

  「 元三(がんさん)大師百籖 」から発展したもの。

  元三大師が、如意輪観音様の啓示を受け 

  今のおみくじの元になったと書いてある。

  元三大師とは、

  比叡山十八代の座主で天台宗の中興の祖 慈恵大師 良源上人の事。

  慈恵大師が観音菩薩に祈念して、偈文を授かった観音くじが起源とある。

  徳川家康の懐刀、天海上人が良源上人のお告げに従い

  世に広まったのが現在のおみくじともいわれる。

  
  ここで、また驚く事があった。

  私は得度はしていないけれど

  お剃刀をうけた際に授かった法名が「 慈恵 」である事。


  昨年の入院中の枕元に、如意輪観音様を感じた事。

  カテーテル検査中に、祖母やお寺の辺りの景色が頭に浮かんだ途端

  頭痛の前兆が表れ早めに切り上げて、頭痛の鎮痛薬のお蔭で回復が早かった事。

  (祖母は、ヒドイ頭痛持ち)

  
  そういえば、おみくじを引いたお寺には祖母がよく参拝していたし

  まるで祖母に導かれるように父と参拝して・・・。

  今年は、祖母の十七回忌の年である。


  通院時に会えてお話した、ふらりさん。

  ふらりさんの娘さんが嫁いだ先のご両親は、祖母の故郷の人。

  
  何か不思議なご縁で、つながっていて

  意味の無いことは1つも無いように思えて。


  このお彼岸に先達の先生が参拝のおみやげにと、お守りをくださった。

  熊野権現 那智大社

  西国33観音霊場、第一番札所 那智山 青岸渡寺に参拝されたとの事。

  青岸渡寺のご本尊は、如意輪観音さま。


  この不思議は、過去現在未来と続いていて

  神仏のみ心に包まれて生かされているんだと改めて気づかせて頂いた。

  
  今回の事で、心しておかないといけない事。

  たくさん見つかった。

  祖母の愛の深さ。おみくじの意味。観音さまのご加護。

  そして、祖母の供養になる事は何か?考えてみる。

  信心深かった祖母の喜ぶことを。